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新工場見学!太陽光発電~MADE IN JAPANの強み~

山口県山陽小野田市に本社をおく、長州産業 株式会社。 

国内で唯一、太陽光発電などを、自社で開発し、製造から販売まで一貫して行っている会社です。

これまで、太陽光発電を長年取り扱いしてきましたが、初の、本社工場、新工場ラインを見学をさせて頂きました。

今回の見学は、一言で表すとすれば、「感動!!」

何に?・・・それは、

MADE IN JAPANのこだわりと、最先端技術の凄さ。

工場見学をして、ワクワクしたのは初めてです☆

工場の撮影はもちろんNGでしたので、見て、聞いて、感じたことをお伝えしたいと思います。

徹底管理された室温の工場ライン内。

この工場ラインは、太陽光発電の生産量が、これまでの3倍にもなった事を前もって聞いていたので、

これまでの工場と比べると、そんなに広くないんだなぁと思いながら、中へと進んでいきました。

一番最初の工程で、パネルの土台となる薄い板のようなもの(バックシート)は、1枚1枚丁寧に紙が挟まれていて、

機械で紙を取り上げ、薄い板のようなものは別の機械で持ち上げられ、交互に、

機械による作業がスピーディに進んでいきます。着物をたたんだ時に包むたとう紙(和紙)のような感じがして、

部材一つ一つにも、丁寧な取り扱いをしているんだな、という印象を受けました。

ちなみに、この紙を外す作業は、以前は人がしていたそうですが、ここでは機械へと変わりました。

そして、小さなセルの集まりが、たくさんの工程を経て、大きなモジュールへと仕上がっていきます。

それぞれの機械は、複雑かつ繊細、細やかなのに動きがとにかく速い!!驚きました。

この速さと緻密さ、正確な動きに加えて、今まで人がしていた作業が、オートメーション化となり、

効率が上がった事をお話ししてくださいました。

それで、最初の疑問がすっかり解け、工場の広さを3倍にしなくても、効率を上げる事で、3倍の生産量が叶ったのですね!

ただし、全ての工程を機械がしていくのではなく、人が目視・手作業で確認をしていく事が、創業当初から大切にしている事だと言われておりました。

それは、創業者の考え方として引き継がれていて、「弊社は物作りでの会社である。機械任せにしていると、

必ず不具合が起こる。だから大事なところは、必ず人による確認をする事が大切である。」

例えば、細かな傷やズレ、付着物があっても、機械での見極めは難しいそうで、又、そういう不具合があった時、

どこの工程のどの機械によって不具合となったのか?をいち早く探し当てる事にもつながるそうです。

だから、人による目視や検査が、数ヶ所あったんですね!

機械と人、交互に行われる確認作業は、素人の私から見ていても、真剣であり、丁寧であり、そして高度な技術をもって

問題を解決していく事、完璧な物作りを目指して取り組んでいる事が、ひしひしと伝わってきました。

前のめりになりながら工程と説明を受けながら進んでいくと…モジュールに枠を取り付けたら、最後の工程は梱包でした。

段ボールを枠に取り付けていきますが、四隅だけではなく、四方面に枠を付け、床としっかり段差が出来るようになっていて、

もし、パネル面を引きずってしまっても傷が入りにくいように仕上がっていました。

オートメーション化と、ひと手間もふた手間もかけた人の技術は、まさにMADE IN JAPANならではの強みだと確信しました。

次は、施工研修!業界では珍しい、雨漏りも含む「施工10年保証」の理由。

創業は1980年。灯油ボイラーや太陽熱温水器の製造・販売を行っていた為、家の屋根に関する、

膨大な知識や豊富な経験により、それが施工方法に活かされているそうです。

多種多様な屋根の種類に対応出来るよう部材がいくつもあり、一度にたくさんの金具や部材を見せて頂きました。

一般的な設置の仕方に、アンカー方式と言うものがあり、これは屋根材に穴を開けます。

雨漏りを防ぐ為、屋根の下地に面する所はブチルシートの上に金具、金具と下地をつなぐネジは、パッキン付きネジ。

そしてシーリングによる3段階の防水処理で雨水の侵入を防ぎます。更に、実際に工事をするに人によって工事品質の差が出ないようにする為、

パッキン付きネジ、ブチルシートは、施工を簡略化出来るよう、製造過程で均一化にして出荷するので、工事人による施工ミスが防げます。

又、穴を開けずに設置する支持瓦方式や支持金具方式、折板屋根への取付け方や、パネルの適切な角度などを含め、長年屋根と向き合ってきた経験を最大限に活かして、

部材や金具にまで研究・開発をされている事を知りました。

明日から、私にも工事が出来るんじゃないか?!と錯覚させてくれる位、丁寧に細かく教えてくださいました。

MADE IN JAPANは、安心も届けてくれますね!

続いて最後は、蓄電池の研修です!

現在の主な蓄電池の容量は、6.5kWh・9.8kWh・16.4kWh。これに加えて、間もなく12kWh台の蓄電池の販売を予定しているそうです。

すでに太陽光を設置済みの家で、どの位の蓄電池容量がいいかは、一概には言えませんが、太陽光の設置kWに対して倍位の容量を設置すると良いとの事。

ハイブリットタイプだと、停電が発生した時、自動で太陽光の電力に切り替わるので、慌てる事なく、電気を使うことが出来ます。

大きく分けて、全負荷対応型ハイブリット・特定負荷対応型ハイブリット・単機能蓄電システムの3つがあり、中でも、全負荷対応型ハイブリットだと、200Vの家電製品が使えるので、

エアコンやIHも普段と変わらず使えます。冷蔵庫の電源が切れてしまわない事も、大変助かります。

特定負荷対応型ハイブリットは、あらかじめ決めておいた100V機器へ自動で給電されます。

限られた家電製品のみを使えるようにしているので、災害時に長時間電気を使用したい方へおすすめです。

単機能蓄電システムについては、太陽光パワーコンディショナを自立運転(手動)で切り替える必要があります。

最小コストで停電対策をしたい方におすすめです。ただし、後からでも、ハイブリットに変更する事も可能なので、既設の太陽光パワーコンディショナの故障後は、

PVユニットに置き換える事でハイブリット蓄電システムとして利用できます。更に、トランスユニットを追加する事で、全負荷対応型ハイブリットにする事も可能です。

ここで注目したかったのは、太陽光発電と蓄電池、両方を自社で開発・製造して、国内生産をしている事です。

長年培ってきた技術を活かして、高機能性・信頼性・最先端技術に、未来のエネルギーにも研究開発に取り組んでいる事を伺って、だからこそ、

業界トップクラスの販売実績を誇る所以なんだと感じました。サポート体制も全国に広がっていますから、何かあった時はすぐに対応してもらえる事は、

私達もユーザー様も嬉しく有難い事ですね。

 

今回、工場見学に誘ってくださった担当者の方を始め、分かりやすく説明や案内をしてくださった方々、工場内外で会ったたくさんのスタッフの方々、

「こんにちは~」「お疲れ様です」「お世話になります」など、皆様の礼儀礼節の姿勢がとても清々しかったです。

車で出入口を通っただけの門番の方まで、行き帰りの私達の車に向かって、お辞儀をされておられました。

又、新工場ラインの見学は、弊社が初めてだったとお聞きし、それは、偶然ではないものに変えていきたいと、長州産業本社をあとにしました。

貴重な時間と見学をさせて頂き、心より、感謝致します。

MADE IN JAPANの誇りを実感させて頂きました。有難うございます。